【第12回】休職13日目:妻の実家への帰省、地味に痛い歯列矯正、そして「酒と睡眠薬」の深い反省

会社の人間関係や理不尽なトラブルで心をすり減らし、休職という選択をした時。私たちはふと、これまで仕事ばかりでないがしろにしてきた「家族との時間」や「自分自身の体のメンテナンス」に直面することになります。真面目な50代の管理職であればあるほど、会社という鎧を脱いだ後に広がる「当たり前の日常」の尊さと、自分の不甲斐なさに気づかされる瞬間があるはずです。

上司との決定的なトラブルで心身症となり、休職して2週間弱が経ちました。今回は、私がこの週末(土日)をどのように過ごしたのかを振り返りたいと思います。家族との穏やかな時間や、ジムでの汗、そして……やってはいけないと頭では分かっていながらやってしまった「夜の反省」まで。ありのままの休職生活を綴りますので、仕事に疲れ果てている同世代のあなたへ、何かのヒントになれば幸いです。
※今回は、土日纏めての投稿となりますので、回数と休職日数は合っていません。

土曜日は妻の実家へ。家族との時間と、親の老いを想う

義父の他界から1年半。2週間に1度の帰省ルーティン

土曜日は、妻の実家へ帰省して、義母と一緒に食事をしてきました。
昨年2月に義父が他界して以来、今は2週間に1回のペースで妻の実家に帰り、家の片付けなどを手伝っています。会社員として猛烈に働いていた頃は、休日に妻の実家へ行くことすら「疲れる」「自分の時間がなくなる」と億劫に感じてしまうこともありました。

しかし、休職して心に少し余裕ができた今、こうして定期的に義母の顔を見に行き、一緒に食卓を囲む時間がとても愛おしく感じられます。仕事のトラブルや上司の顔色を窺う日々の中で、私はいかに「本当に大切にすべき人たち」を後回しにしてきたかを痛感しています。

自分の両親のありがたさと、来週の予定

一方で、私の実家の父母は、ありがたいことに今のところ元気に暮らしてくれています。来週の7月15日には、車のディーラーへ行く用事があるので、その帰りに自分の実家にも顔を出してみようと思っています。

50代という年齢は、会社では管理職として重圧を背負い、プライベートでは親の老いや介護問題に直面する、まさに「挟み撃ち」の世代です。だからこそ、両親が元気でいてくれること、そして義母が笑顔で迎えてくれることが、今のボロボロの私にとっては一番の精神安定剤になっています。

日曜日の悶絶とリフレッシュ。歯医者とジム通い

50代の歯列矯正。ワイヤー調整の「地味な痛さ」

明けて日曜日は、午前11時から歯医者に行ってきました。
実は今、歯列矯正をしているのですが、今日は月に一度のワイヤー調整の日でした。これがもう、言葉では言い表せないほど「地味に痛い」のです。どこが痛いのかと聞かれると難しいのですが、ワイヤーの力で歯が動き、歯と歯茎の全体にズーンとした重い痛みが響き続けます。

しかし、この痛みもまた「自分の体のメンテナンスに時間を使えている」という実感に繋がります。仕事のストレスで胃を痛めていた時の痛みに比べれば、未来の健康な歯並びのための痛みなんて、前向きで健全なものです。

昼寝からのジム通い。汗と一緒にモヤモヤを流す

歯医者から帰宅した後は、矯正の痛みと日中の暑さもあって、少しだけ昼寝をしました。休日に罪悪感なく昼寝ができるようになったのも、休職生活の大きな進歩です。

そして15時からは、気分を切り替えてジムへ。筋トレをしっかりとこなし、ランニングマシンで汗を流しました。体をいじめている間は、会社のどうでもいいトラブルや上司の顔が頭から完全に消え去ります。午前中の歯医者から午後のジムへ。体をメンテナンスし、動かすことで、心の骨折を少しずつリハビリしていく感覚がありました。

妻の手作り餃子と、猛省した「夜の出来事」

妻が作ってくれた最高の夕食

ジムから帰ると、この日は妻が夕食を作って待ってくれていました。休職してからは私がリハビリも兼ねて夕食を作ることが多かった(そしてキッチンドリンカーを楽しんでいた)のですが、今日は妻のターンです。

メニューは、熱々の「餃子」と、甘くて美味しい「トウモロコシ」。そしてもちろん、キンキンに冷えた「ビール」です!
ジムで汗を流した後の体に、餃子とビールの組み合わせは控えめに言って最高でした。自分で作る料理も良いですが、誰かが自分のために作ってくれたご飯を食べるというのは、本当に幸せなことですね。

暑さと寝苦しさから、やってしまった痛恨のミス

しかし、最高の気分のまま1日を終えられれば良かったのですが、夜になって事件は起きました。
昨晩はとても蒸し暑く、なかなか寝付けませんでした。心身症の治療中ということもあり、睡眠のリズムが崩れることへの恐怖感から、私はつい「睡眠薬」を飲んでしまったのです。

……そう、夕食で「ビール」を飲んでいたにも関わらず、です。

アルコールと睡眠薬の併用は、作用が強く出すぎたり、記憶が飛んだりする危険性があるため、絶対にやってはいけないと医師からも言われていました。頭では分かっていたはずなのに、「どうしても眠りたい」「少しの酒なら大丈夫だろう」という安易な気持ちが勝ってしまいました。
結果として眠ることはできましたが、翌朝起きた時の猛烈な自己嫌悪と反省は計り知れません。「心を治すために休んでいるのに、自分で自分の体を危険に晒してどうするんだ」と深く猛省しました。

まとめ:失敗を教訓に、焦らず確実な回復を

休職13日目の週末。家族との温かい時間や、自己研鑽の運動といった前向きな出来事があった一方で、夜には「アルコールと睡眠薬の併用」という、50代の大人として恥ずかしい失敗をしてしまいました。

休養中はどうしても「早く普通の生活リズムに戻さなきゃ」「しっかり眠らなきゃ」と焦るあまり、間違った判断をしてしまうことがあります。もしあなたが今、同じように心身症の治療や睡眠障害で悩んでいるなら、どうか私を反面教師にして、お酒と薬の付き合い方には十分に気をつけてください。

回復への道のりは、一歩進んで二歩下がるようなものです。今回の失敗を深く胸に刻み、今夜からはまた焦らず、正しい方法で心と体を休めていこうと思います。とりあえず今日は、休肝日にします!